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Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]

第4章 上陸


「まぁまぁ、船長が嫉妬してるかもよ?」
「はぁ?キャプテンがするわけないじゃん…」
「なまえは今嫉妬してるだろ?」
「うっ…」

痛いとこ突かれたって顔してんな。

「か、関係ないじゃん…キャプテンはお姉さん達と楽しんでるもん…」


なまえはわかんないかもしれないけどいつもと違う雰囲気の船長だってことはオレらにはわかる。

明らかに船長の目はなまえを見ていて、あの男が来た途端酒を水のように飲み始めた。
やけ酒ですか船長。


「ペンギン、あとは頼んだ。」
「えっ!船長、もう行くんですか?」
「あぁ。」
「…お気をつけて。」


やべェよ。なまえが居る前であんな女連れてくなんて…!

「あーあ、船長行っちまった。」
「あの人と何すんの、船長…」
「ん、まぁ…何っていうか…」
「男と女だからなぁ…」
「…わかんないよ。」


男とまともに関わったことのないなまえにはわからないか。
正直に言えるもんでもないしな…


「私にはさぁ…知らない事が多すぎる。」
「……」

さすがのシャチでもフォローできない。

「私の世界は狭いんだよ。海を旅した皆と対等にはいられないのかな…。」
「…だったらよ、オレらと世界広げればいいじゃねェか。オレらが教えられるものは全部教えてやるよ!なァ、ペンギン?」
「もちろんだ。いつでも頼れ。」
「…ありがと。2人とも!」


それからは大変。
酒を飲んでみたいというなまえに比較的度数の低いやつ飲ませたら酔っ払った。
しかもなまえには絡み癖があるらしくシャチが犠牲となった。
抱きつき、はがされ、抱きつき、はがされ…を何度も繰り返してる内、シャチに抱きつきながら寝てしまった。

「ペンギン…オレ、今なら死ねる…」
「やめとけ、死ぬ前に船長にバラされんぞ。」
「今ならいいかもなァ…」
「アホか。」

シャチも潰れた。顔がイってしまってる。
さっきまでかっこよかったのに…残念だ。

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