Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]
第3章 新しい仲間。新しい生活。
「いやー、びっくりした。」
「だろ?なまえは耐性ないからな…」
「あぁ。しょうがないな。」
なまえが出て行ってから我に返るオレら。
確かに惚れるのはわかる気がする。耐性がないなら尚更だ。
「でもよ…もうすぐ次の島だろ?そしたら船長…女買うよな。」
「…そうだな。」
「やべーよな。なまえが居る前で…なぁ。」
そうだ。
船長がなまえを好きだとしても、関係が船長とクルーのままだったら何も変わらないのだ。
「どうする?」
「どうするったって…オレらには何もできねェな。」
「だーよなー…」
シャチがキャスケットを脱いで頭を掻きむしっている。
これは本気で悩んでるな…。
「船長はさ、なまえの事好きなんだろ?」
「直接聞いたのか?」
「いや聞いてないけど。でも、オレとなまえが戯れた日はすっげェ顔でオレの事睨んでんだ。」
「はは…当たりだよ。」
「マジかよ!?じゃ、早くくっつけよォ!!」
「…なまえには内緒だぞ。」
「お、おう!分かった!」
まぁ、なまえと船長はどっちも一筋縄じゃいかないだろうな。
今回も変わらずに女買って色々するんだろうな。
「おーい2人とも!2日あれは上陸できそうだよー!」
「おー、さんきゅベポー!」
「アーイ!」
2日か…
「「はぁ…」」
そして上陸の日。
オレとシャチはいつものような酒場探し。
なまえとベポは必要品を揃える。
他は自由行動。
船長は読書&昼寝
という予定になった。
いつものような酒場とは、まぁ…そういう感じの女の子が居るところ。
今回は女の子と遊ばないようにしようと、シャチと心に固く決めた。