Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]
第3章 新しい仲間。新しい生活。
「で、なんで私も呼ばれてんですか?」
「「シャチ(オレ)じゃ信憑性に欠けるから。」」
「はぁ…」
相変わらず息ぴったりな2人に呆れる。
「シャチはどう説明したの?」
「あ、あぁ。一目惚れ…笑顔と性格に。って。」
「まぁ…合ってるっちゃ合ってるよね。」
「だろ!?ペンギンどうだ!」
「いや!だから!顔、笑顔は分かる!あの人かっこいいから!でも信じらんねェよ!」
「「性格に惚れるのは信じらんねえェ!!」」
「失礼すぎ。」
珍しくペンギンさんが煩い。
そしてまた息ぴったり。
「でも、それだけじゃないよ。」
「「やっぱり?」」
「ウザい。」
ハモりすぎ…!どんだけ仲良しだ!!
…なんか、ここに来てから更に性格がぶっ飛んだ様な気がする。
「だからさ…ほら、最初はかっこいい人だな…ってだけだったんだよ?でも。その…見張り番の時に…」
毛布とココア持って一緒に居てくれた事を話した。
「中身に惚れちゃって…」
「かっこいい…」
「惚れ直した…船長…」
「胸がこう、キュッてした。姉様がルフィ様を思うような気持ち?それをシャチに話したら"恋"だって言われて…あ…」
もうダメだこの2人。
顔がキモチワルイ。
周りにお花咲いちゃってますよ。
本能的に体が動いて部屋を出た。
外でベポに背中を預けて本を読んでるキャプテンが目に入った。
「ベポ!」
「あ、なまえだ!」
「キャプテンも!日向ぼっこですか?」
「あぁ。…一緒にするか?」
「!はい!」
キャプテンは横にずれて私が座れるようにしてくれた。
「珍しいね。キャプテンが一緒にこんな事するなんて。」
「あぁ。他のヤツはうるせェからな。」
「なまえなら安心だもんね!」
「そうだな。」
「ふふっ、ありがとうございます。」
素直に嬉しい。
少しずつキャプテンに近づけていることがとても嬉しい。