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Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]

第3章 新しい仲間。新しい生活。



「ここが______」

シャチが楽しそうになまえに説明をしている。
女の子だから嬉しいんだろう。
ったく…。
あいつが強いのは分かってる。
実際に戦闘の場に立った時、船長の次に強いことは目に見えている。
…嫉妬か。
自分の居場所をとられるような感覚。オレらしくない。

実際の力をみてから考えよう。


「2人ともありがとう!」
「あぁ!可愛い後輩だからな。」
「あははっ!先輩!」


笑いあってるなまえの笑顔は気取るわけでも人に媚びるような笑いでも無い。
無邪気だ。

「ふっ…」
「ペンギン?どうした。」
「あ、いや。なまえってもっと女帝に近いんだと思ってたからな。」
「あぁー!それは思った!実際どうなんだ?」

シャチの問いになまえがまた、無邪気に笑った。

「あー、正反対ですよ!小さい頃からお転婆娘って呼ばれてて…。でも、言葉遣いとマナーはちゃんとしなさいとは言われて…」

結構ヤンチャだった。と笑うなまえに悪い気はしない。

「意外だなぁ。でもまぁ、この船に乗るならそれくらいの方がいいな!なぁペンギン?」
「そうだな。気遣わないで済む。」
「皆と同じ扱いでいいですよ!女も男も関係無いと思ってますから。それくらいの覚悟はできてます!」

そう言うなまえの目は力強く、本気なんだと再確認させられた。


「いい覚悟だな!じゃあまず、言葉遣いだ。敬語は無しだと船長が言ったからな!」
「え、いや、これは癖で…!」
「「直せ〜〜〜!!!」」
「ごめんなさぁぁぁい!!」


"なまえの敬語無し☆特訓!!"(命名 シャチ)が始まった。


オレはなまえを少し勘違いしていたようだ。
(ペンギン、悩みは無くなったか?)
(船長…はい。アイツは、かなりいいヤツです。)
(ふっ…面倒みてやれよ。"可愛い後輩"なんだから。)
(…シャチのヤツ…早速船長に報告したのか。)
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