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Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]

第3章 新しい仲間。新しい生活。



「似合ってるな。」
「あぁ、かなり様になってる。」
「………」
「えと…」


異様な雰囲気が辺りを纏っている。

原因はなまえ。
白いツナギに白のニット帽。
そこから流れる綺麗な髪が白によく映える。

シャチを筆頭に周りのクルーがなまえを褒めたてる。
その中、何かを考えるかのような…いや、ただ見惚れているだけのような顔でなまえを見つめるのは我らが船長 トラファルガー・ロー。いつもより周りの空気が柔らかく、クルーからみたら"異様"。

いつもはこんな気の抜けたような顔はしていないハズだ。

「船長?」
「っ、あぁ。」

なまえに呼ばれ我に返る船長。

船長の枕になっているシロクマはグッスリ眠っている。



「はっ!船長!"新世界"まだ入らないんですか!?」
「時期を待つと…そう言ったんだ。」


潰し合いは勝手にやれ、と言うのがウチの船長の今後の傾向らしい。

クルーは船長に賞賛の言葉を浴びせた。

彼はクルーの命を預かる船長だ。1人の女にうつつを抜かすようなことがあれば壊滅状態に陥ることは明白。
そこは彼も心得ているはずだ。
新しく戦闘員を増やしただけ。
船に乗るうえで女男関係無い。


「ペンギン、んな怖ェ顔すんな。」
「…すいません。」


船長に肩を叩かれた。
そんな怖い顔してたかな。

「なまえにシャチと2人で仕事教えてやれ。」
「はい。」


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