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裏と表・黒と白【文豪ストレイドッグス】・【文スト】

第4章 4.夢


私は考え事をしていた。

私は自分が思っているよりも自分の事を知らないし、わかっていない。

不思議な程に周りの人の方が私の事を知っているし、わかっている。何故だろう…?

だから私は私の事が………だ。

私はいつからこの世にいた?
私の本当の名前は?
私の性格は?
私の故郷は?
私は一体何者なの?

私の…私の…

そこで私は眠くなり、だんだんと深い海の底へと落ちていくように眠ってしまった。

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目をあけるとそこはどこか懐かしい場所だった。

そこはまるで昔の殿方が住んでいた建物のような和を感じる建物だった。とてもでかい。大豪邸だ。

その家の大きな門に表札がかけてあった。
私はその表札の文字を何度も読もうと思ったが、ピントがあわないカメラの様に文字がぼけて読めなかった。
諦めずに読もうと躍起になっていると声が聞こえた。

???「……良い子ね」
私は縁側に座り赤ん坊の顔を覗き込み、赤ん坊に話しかける1人の女性をみた。
何故だかその様子をみて私は何故か懐かしく思った

その女性は肌が白く、瞳が黄色かった。
髪が黒く動くたびにその女性のロングの綺麗な髪が揺れる。

???「…さん…とそこにいたんですか」
私は声の聞こえる方をみた。

そこにも同じく肌が白く、瞳が黄色で髪が黒い男性がいた。
その男性は静かに赤ん坊を抱く女性の隣に座る

男性「相変わらず…は可愛いなぁ」と、その赤ん坊の手を人差し指でつつく。

赤ん坊は眠そうに反射で人差し指を握る。

男性と女性はそれを微笑ましくフフフっと笑いながら顔をあわせる。

男性「…。お前は「 」族最後の子だ。その力を制御しないといけないよ」



「 」族…?私は「 」の部分でノイズがはいりよく聞き取れなかった…








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