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御伽アンダンテ【HQ】【裏】

第8章 現実逃避行


「若利くん!」
「…お世話になってます…」
白衣を翻しながら、俺に気付いた先生が慌てて走ってくる。
「どうしたんですか?」
あまりの焦りように気にかかった。
「実は、ちゃんの前で失言した……。
その…お盆休みくらいは、部活も休みな若利くんと過ごしたいって言ってたから。
『大会直前だから、向こうも休みたいんじゃない?』って……。
そしたら、急に泣き出しちゃって……」
「先生、それ…の面会あった後ですか?」
眼鏡を一度かけ直すと、時計を見てから肯定を示した。
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