第4章 御伽草
奥に指を侵入させ、少しずついいところを探る。
中の凹凸がきゅっと指を絞めたり擦ってきたりするのを感じて、中に入れたくて仕方がない。
己のそこがどんどんと上を向いていく。
やっと指が3本おさまった狭い入り口が、少しでも楽になるようにとゆるゆると指を出し入れした。
最初は苦痛に歪んでいたの顔も、やがて、淫靡な甘さを増す。
それは、儚くも美しい。
「…っ!悪い、もう…」
「牛島くん…、来て…」
そっと割れ目に先端を当てると、ぬるぬるとそれを侵入させる。
が、体格差故の狭さか、進むのはかなりツラそうだ。
何度も途中で止めるか聞いたが、答えたいと汗ばんで涙を流すその少女に言われる。
深く、根元まで挿入れると、膣内はきゅっと先端を擦る。
「くっ……動いて、いいか?」
「……は、はぁ、うん、…っ」
息苦しさからか、なかなかどうして返事が遅れたが、小さく頷いてくれる。
やっと腰を動かし、自分のいいように射精感を促していく。
繋がれた喜びの瞬間も虚しく、幼くもその快楽を貪りたい俺は、呆気なく果てることを目指した。
その喜びが目覚めたのは、の弱点がわかった時。
「あぅ…っ!!」
呻きながらも甘さのある声が上がる。
「ここか」
「いやぁっ!う、牛島くんっ…!おねが、や、やめっ!」
「イけ」
「だ、だめ、だめ!きちゃう、ひやぁっ!!」
ガクガクと足を揺らしてきゅっと俺自身を締め付けた。
「んんっ、はぁ……」
どろりと尻まで蜜と血液が流れる。
のその場所と、自身を上手く刺激できる体勢を整えると、一気にそこに楔を落とす。
「やぁぁっ!だ、だめっだって、いやぁぁ……!!」
「、好きだ…」
「あっ、あぁっ……!」
締め付けに耐えきれず、そのまま抜いて、真っ白な腹にかけた。
その密着した肌は、あまりに儚かった。
畳に流れる髪は、飴細工のようで。
それ犯したという満たされた欲は何物にも代えられない高揚。
「」
一度名前をまた呼べば、ゆっくりと瞬きがされる。
やっと目が合うようになったその美しい瞳を、生きている限り守ろうと思った。