第2章 噂の転校生
朝のホームルームが終わるとクラスのみんなが一斉に私の元へと駆け寄ってきた。
「ねぇねぇ!花ちゃんってどこから来たの?」
「おっぱい何カップですか?」
「彼氏は?」
「好きな食べ物は?」
「個性は?」
と、質問攻め。
もうそろそろ解放してほしい、というか爆豪くんの目が怖いいいぃ!うるせぇよモブっていうのが伝わってくる
「そういえば爆豪ちゃんははなちゃんの事どう思う?」
と、梅雨ちゃんが突然の爆弾発言
「つ、梅雨ちゃん…?その質問はちょっとぉ…」
「ケロ?なにかダメなことでも?」
「ダメじゃないけど!うん…ほら、私ってモブだから」
えへへへ、と頭に手を置き苦笑いをしながら爆豪くんにねぇ?と話しかける
「…別に…どうとも思ってねぇよ」
さっきまでモブと言っていた爆豪くんがそっぽを向いて答える。
その姿に何故か照れてしまい顔が赤くなる
「花ちゃん顔真っ赤や」
と、お茶子ちゃんに言われてしまいまた茹でダコみたいになってしまう。
そして、照れ隠しのために触ったシャーペンを浮かせてしまった
「おい、モブ女こい」
突然爆豪くんに首根っこを掴まれ引きずられていく、当然女の子たちは唖然だ。
「え、爆豪くん…?あの休み時間もう終わるよ?」
「いいから黙ってこい」
「え、あ、はい」
そして、連れてこられたのは体育館裏。
なんとベタな…と思ってしまったがそんな思いはすぐに消えていくことになった
「…お前の個性…………コピーアイだろ。朝あの丸顔と目をあわせてから他のやつの方を見ようとしなかったし、あいつと同じ個性を使ってたし」
「な、何言ってるの?。私の個性は無重力(ゼログラビティ)だよ」
ほら、と言って枝を触り浮かせる
「なら俺の目を見ろ」
「い、嫌だよ」
「見ろ!!!!!!」
と言って無理矢理顔を持ち上げられ目があっ
すると、手からニトロのような汗が出てきた
コピーしてしまったのだ
「…やっぱりてめぇ、花か…────」
あなたとまた恋に落ちるまであと────