第2章 新しい友達
蓮side
「違います。ここは……」
「だぁぁぁぁぁ!!勉強なんか嫌いだぁぁぁぁ!!」
俺は郁翔に勉強を教えて貰っていた。
間違いばっかで嫌になり、勉強道具を全てぶちまけた。
それをそそくさと拾い集め、再び机の上に置き直した。
「蓮様、ちゃんとしないと駄目です。」
「……きゅ、休憩……」
「10分前にも休憩したはずですが?はい、黙って手と頭を動かして下さい。」
俺は勉強がしたくなくてさっきから何度もこんな風に休憩と言っている。
てか、何で執事に勉強教えて貰ってんだ?俺。
情けねぇ……