第5章 長男と次男とお勉強
『それではそろそろ寝ますね。お休みなさい』
ペコリと頭を下げ勉強道具を持って出ていく
眠たくふわふわした声で言っては階段を上っていくが
『あ…』
足を滑らせ宙に体が投げ出される
雅臣「ちゃん!」
右京「さん!」
が、猫のようにクルリと身体を捻らせ足音も立てずに地面に足を付ける
『びっビックリした…』
勉強道具もしっかりと両腕に握られている
右京「…危なっかしいですね」
雅臣「あはは…見ててヒヤヒヤするよ」
『ご迷惑お掛けしました』
頭を下げて今度はしっかりと歩いて行った