第2章 新しい家族
雅臣「5階が共同スペースになってるから…皆お待ちかねだよ」
きっ緊張が極度になっていくのが分かる
雅臣「そんなに緊張しないでいいからね?」
『はっはい!』
頷いたものの笑顔が作れない
絵麻「大丈夫?」
『うっうん…』
はぁー…ダメダメだぁ
お姉ちゃんに心配かけたくない
弥「お姉ちゃん大丈夫?」
『うん、大丈夫だよ』
そう言いながらも大丈夫じゃない
人と会うのは苦手だ
ガチャリとドアが開けられる
と…お姉ちゃんが消えた…
消えた!?
『おっお姉ちゃん…!?』
あわあわする私の目に飛び込んできたのは、お姉ちゃんが誰かに抱き締められている姿