第13章 2度目の初めまして
絵麻「……養子だって良いんだよ!私の妹はだけで…っ!」
『……よう…し…っ!』
まるで何かに殴られている様な激痛が頭に来る
けれど目の前のお姉ちゃんには心配させたくないから
『お姉ちゃん…笑って…』
ね?と私が微笑むとお姉ちゃんも笑う
あぁ、やっと見れた
太陽の様な笑顔の少女…
『良かった…』
痛む頭は霧かかっていく
霞む視界と痛む頭と心
なぜ?
問い掛けは遠のく意識の中で消えていく
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『……』
目が覚めると全て思い出した
痛む身体を引き摺る様に私はソッと病院を抜け出した