第13章 2度目の初めまして
ジュリ「私の事忘れたのか?」
『えっと…あの…』
2人はお互いを見つめてる
まるで静寂の中の無数の言葉が2人を繋げているようで
琉生「ジュリさん…?」
ジュリ「…」
やがてふわりと微笑むちゃん
その笑顔はとても綺麗
琉生「…もしかして…分かったの?」
ジュリ「あぁ…今確かに通じた」
確かな絆が2人を繋いでて
羨ましくなる
『…そっか…私…っ!?』
急に頭を抑えたちゃん
琉生「ちゃん…?」
『っ…!私…私は…っ…!』
必死で言葉を出すけど、ポタポタと汗が落ちている
脇にあるナースコールを押して声掛けるけど、僕たちの声は聞こえてないようだった