第13章 2度目の初めまして
違う、そんな顔をさせたかったわけじゃない
祈織「ごめんね…ごめん…そんな風に言いたいわけじゃない…」
『……』
祈織「僕は…本当に君と生きたい」
『!』
僕の言葉にちゃんは大きく目を見開いた
『…っ』
何かを言おうとして口を閉ざしたちゃん
『……私と…?』
祈織「うん…彼女の代わりでも、傷の舐め合いでもない…。君とだから生きたい」
ずっと彼女の思い出を背負って生きていくと思っていた
けれど…ちゃん君と出会って僕は変わったんだよ
それは本当なんだ
君の笑顔や言葉や態度が僕を変えてくれた
ねぇ、君は僕を選んでくれるのかな?
祈織 side終