第12章 真実
『……っ…』
琉生「ちゃん…」
祈織「ちゃん」
2人が何を言う前に走り出した
それほどまで帰りたくないという気持ちが強かった
正臣「ダメだね…」
右京「えぇ…見つかりません。棗、昴、琉生、祈織はどうでしたか?」
棗「逃げた…」
昴「無理だった」
琉生「けど…ちゃん悲しそうな顔してた」
祈織「うん」
絵麻「どうして…」
《おかけになった電話番号は現在使われておりません》
風斗「携帯もダメ」
光「地道に探すしかないわね…」
要「けどまさか…こんな所で生活してたとはね…」
見上げるとそこは使われていない教会