第10章 家族旅行
花火も終わり全員が撤収する中はただ海を眺めている
正臣「ん?ちゃん帰らないの?」
『私はもう少し…線香花火が残ってて』
弥の面倒を見てくれてた事を思い出した正臣は付き合うよとその場に座る
『え、でも弥くんは?』
正臣「弥なら右京に頼んだから」
『じゃあお言葉に甘えて』
ライターでつけるとパチパチと線香花火が火を灯す
正臣「線香花火って最後にやりたくなるよね」
『良かったらやりますか?』
まだ余っている線香花火を渡す
正臣「え?良いの?」
『折角ですからやりませんか?』
そう言って火を灯す