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好きになってはいけない相手
第10章 家族旅行
臆病で人見知りでけれどどこか一線を引いている
梓「…ねぇ」
『はい?』
梓「勉強は終わってるの?」
『はい、もうほとんど』
チラッと見えたノートは綺麗だが、びっしりと書かれている
右京「侑介にもその勤勉さを分けて欲しいくらいですね…」
はぁっと溜め息吐く右京にあははと苦笑いを返す
梓「なら海に行かない?」
『良いですよ』
そう言うとノートを持って部屋に戻ったは水着の上にパーカーを羽織っていた
祈織は一瞬何かを言おうとしてやめた
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