第10章 家族旅行
『…好きな子…?弥くんはいるの?』
弥「僕?僕はねー!みんな好きだよ!」
『ふふ、なら私と一緒だね』
そう言って弥を抱き上げるはほらっと海を指差す
弥「わー!みんな居るー!」
『ふふ、ね?みんな楽しそう』
まるで母と子の会話のようで
弥「僕ちょっと眠くなってきた…ちゃんそばいる?」
『いるよ』
そう言って弥の背中をポンポンと優しく叩く
スヤスヤと寝てしまった弥をパラソルの下で膝枕して寝かせると、読みかけの本を読み始める
琉生「寝ちゃったの?」
『はい、遊び疲れてたみたいです』
そう言うの顔は優しく穏やかだ