第9章 昴の誕生日
琉生「(僕は…ちゃんを守りたいんだ)」
ストンッと僕の中に答えが落ちる
琉生「ちゃ…『あっ、すみません。そろそろご飯の支度しますね』うん、ちゃんのオムレツ楽しみ」
僕がそう言うとちゃんはフワフワにしますねと微笑む
支度を始めるちゃんを見ながら、その心の中には入れ込めないと感じる
昴があんな風に言ったのに当たり前のように僕達の朝食を作ってくれる
きっとちぃちゃんとも色々合ってもちゃんはいつも忘れた様に微笑んでたのかな…
琉生「ちゃん僕も手伝う」
『大丈夫ですよ、待っててください。すぐ作りますから』
僕じゃちゃんの力になれない?
僕じゃちゃんの支えになれない?
グルグルと思考が渦巻く