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好きになってはいけない相手

第9章 昴の誕生日


「か?」

『はっはいっ!』

驚いたはビクッとしながら振り返ると、バイト先のお得意様でキョーダイの棗が立っていた

『なっ棗さんでしたか…』

ホッと胸を撫で下ろすの両手は荷物でいっぱいだ

棗「重そうだけど大丈夫か?」

はたから見たら衝動買いをしているようにしか見えない

『あっ…えっと…大丈夫…です』

しゅんしゅんしゅんと小さくなっていく語尾に棗はフッと笑った

棗「お前は衝動買いするタイプじゃないだろ」

『あ…えっと…衝動買いと言うか…お礼と言うか…プレゼントと言うか…』

ポソポソと呟くに棗は優しく頭を撫でる
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