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好きになってはいけない相手

第9章 昴の誕生日


2人でケーキの飾り付けをすると、冷蔵庫に閉まった

『弥君お待たせ。はい、どうぞ』

色んな形のクッキーに弥は目をキラキラさせた

弥「食べていいの!?」

『いいよ。ジュース持ってきてあげるね』

弥にジュースを入れると、弥は上機嫌でクッキーを頬張った

弥「!美味しい!ちゃん美味しいよ!」

全身でアピールする弥にも少し微笑む

『良かった』

弥「ねぇ…ちゃん…」

『ん?なぁに?』

弥「ぼくの誕生日にもケーキ作ってくれる?」

その言葉には言葉に詰まった
何故なら、いつ自分が此処を出て行くか分からないからだ
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