第9章 昴の誕生日
『ケーキですか?』
右京「はい、今日は昴の誕生日なんです」
は誕生日という事に驚きながら頷いた
『作りますよ。20歳のお祝いですから』
右京「かなりの量になりますが…」
はクスクスと小さく笑いながら洗い物をしている
『毎日一緒に朝食と夕食作ってるんですから、それくらい分かりますよ』
優しい声に右京はホッとする
右京「それではお願いしても?」
『もちろんですよ』
すんなり頷くの頭を右京は撫でた
ビクリと驚いたは右京を見つめる
右京「ありがとうございます。さん」
『はい』
穏やかに微笑み合うと2人で食器を片付けた