第2章 新しい家族
そこで見たのは倒れているの姿
梓「!大丈夫?すごい熱!」
荒い息で辛そうにしている
梓「ちょっと待ってて。今雅臣兄さんに…」
僕がケータイを取り出すと弱々しく服の裾を握ってきた
『お姉ちゃんには言わないで…』
お姉ちゃんとは絵麻の事だろう
『お願いします…』
梓「分かったから。とりあえずベッドに運ぶよ?」
抱き上げると身長のわりに軽い
ベッドに寝かせて雅臣兄さんに電話をすると数分も待たずやって来た
雅臣「大丈夫?…熱だね。もしかして朝から辛かったんじゃない?」
『…大丈夫です…』
全然大丈夫に見えないのに笑顔で大丈夫と繰り返す