第2章 36歳の俺。
結局、会が終わるまで
翔は囲まれっぱなし。
私も特別に声かけに行くことも
しなかった。
今回お店のセッティングや
連絡をしてくれた幹事の挨拶があり、
二次会の流れになった。
A子「も行こうよ〜!」
「あー、私は明日までに
やらなきゃ行けない仕事があって、
1回会社に戻らないとならなくて!
ごめんねー!」
酔っ払いの2人を置いて、
私はほろ酔い気分で会場から出る。
私は自分の役割を果たした。
櫻井翔に声をかけろと言われたので
連絡したし。
それで会が盛り上がったのなら
翔に感謝しなさいよ。
タクシー会社に電話をして、
外で待っている。
3月の夜は、まだ寒い。