第2章 36歳の俺。
サイド
同窓会当日。
A子「ー!!ひさしぶりじゃーん!!」
「…あ、A子!ひさしぶりー!元気だった?」
特に誰とも待ち合わせせずに
会場入りした私は、仲良かったA子と再開した。
私は大学を出てから
みんなとの連絡を避け続けた。
翔との記憶を消し去りたい一心で。
B美「あ、ねぇねぇ!今日ってさ
櫻井くん来るんだよねー??」
はっ。
「…う、うん!仕事終わってから
顔出してくれるとは言ってたけど。
あまり期待しない方が…」
「うそー!!!!!」
「え!?櫻井翔!?」
私の話を遮るような、大きな歓声…。
ああ…来たんだ…