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太陽が輝く理由

第1章 太陽が輝く理由


雲の上はふかふかとしていて、よく肥えた土とはまた違った感触がしました。
6人が降り立つと、鳥は羽を休める事無くひまわり達と向き合いました。
「俺達に出来るのはここまでだ。」
鳥達は眩しそうに目を瞬きしながら見送ってくれます。
「この道の先に行くと入道雲とぶつかる。月はきっとその先だ。」
道の先を見ると、はるか遠くに白く大きな雲が見えました。その向こうには暗く分厚い雲が見えます。
あそこに月が・・・。
テラレスは改めて気合いを入れ直しました。

「ここまで運んでくれてありがとう。」
シーエが頭を下げると、鳥のリーダーは嬉しそうに笑いました。
「手伝いが出来て本当によかった。それに・・・リーダーとしての心構えを改めて教えてもらえた。」
リーダーはテラレスにちらりと視線を向けます。
「お前達は感謝や思いやりの気持ちを知っている。きっとやり遂げられるさ。」
鳥達は「頑張れよ!」とエールを送ると、雲の間を抜けて地上に帰って行きました。
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