• テキストサイズ

真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第11章 真選組の夏


上がろうとすると腕を掴まれて後ろから抱きしめられた。

総悟「怖かったんですかィ?」

私は動揺しながらも小さく頷いた。

総悟は私の頭を優しく撫でると子供をあやすように呟く。

総悟「大丈夫。何も出ないんでィ…」

お湯の中なのに総悟の肌の温もりが伝わる。

その暖かさに安心する。

総悟「今度からホラー映画見る時は俺が隣に座りまさァ」

名無し「もう見たくないよ…」

私がははっと笑うと頭を撫でる手が止まった。

総悟「俺の方が見たくないんでさァ……名無しが土方さんと手繋いでるところなんか…」

その言葉で一気に体温が上がる。

名無し「な、何言って…!総悟らしくないっ///」

総悟「…………………………」

もう総悟の方が見れない。

総悟「なーんて。耳まで真っ赤ですぜ。あれ、俺に惚れちゃいやしたかィ?」

突然総悟の口調がいつも通りに戻る。

名無し「っ!?///」

総悟「俺もう上がるんで、時間置いて出てきて下せェ」

ザバァ………ガラガラ――――――

1人になった大浴場で叫びたい衝動を必死に抑える。

やっぱりアイツはただのドSな変態だぁぁぁぁぁぁ!

一瞬でもドキッとした私が馬鹿だった!!
/ 356ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp