真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第9章 鬼兵隊
総悟「くそっ」
高杉「早く逃げねぇと火がまわってくるぜ」
名無し「総悟、火がそこまできてる!」
総悟「マジかよ…」
私が部屋を見ると高杉の姿はもうなかった。
名無し「どうしよう、近藤さん達大丈夫かな…」
総悟「真選組ですぜ、大丈夫に決まってらァ」
総悟はそういうと私の手を取って書院甲板の方へ走った。
名無し「総悟!?」
総悟「やむを得ないんでィ」
私達は船から飛び降りた。
名無し「ちょっ!やばいって!」
海までかなり高さがある。こんな所から飛び降りたら…
総悟「目、閉じて捕まってなせェ」
総悟は落ちる瞬間私の体を引き寄せて包み込むようにした。
私は総悟の腰に手を回す。
次の瞬間私達は冷たい海の中に落ちた。
水の中で総悟が私の体を離すことなく、水面に向かって泳いだ。
総悟の金髪は水の中でゆらゆらと揺れて陽の光を受けきらきらと光っていた。