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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第33章 2度目の夏


肌寒い夜が続いていたのがだんだんと夜も暖かい風が吹き始め…

名無し「あっつーーい!」

江戸はすっかり夏になりました。

土方「暑い暑いって言ったって気温が下がるわけじゃねーだろーが!」

名無し「でも暑いんですから仕方ないじゃないですか〜」

土方「分かったからその扇風機の首追いかけるのやめろ、見てるこっちが暑いわ」

かれこれもう三十分はこうして揺れ動く扇風機を追いかけては涼んでいる。

名無し「じゃあ土方さん大広間のクーラー治してください」

土方「クーラー治してる余裕なんてあるか!」

名無し「うぅ…暑いです」

土方「はぁもう仕方ねぇなぁ」

土方さんが立ち上がってキッチンに向かった。

アイスでもくれるのかな!?

少しして帰ってきた。

名無し「ほらよ」

なにかが投げられとっさに掴み取る。

土方「特別にやる、キンキンに冷えたマヨネーズだ」

その冷たい物体をしばらく眺めてまたへなへなと扇風機の前に倒れ込む。

名無し「総悟がクソバカマヨラーって言いたい気持ちが分かります」

土方「なんだとてめぇ!」

名無し「クソバカマヨラーっ!」

土方「お前なぁ…あ、そういや今日仕事で図書館行くんだが付いてくるか?」

名無し「図書館?」

土方「図書館ならクーラー効いてるだろ?」

私の目は一瞬にしてきらきらと輝いた。

名無し「連れてってくださいっ!!」

その勢いに土方さんは少し後ずさりした。

土方「お、おう。仕事手伝えよ?」

名無し「はいっ!!」

土方(たくっ、こういうときだけは素直な奴だ…)
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