真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第31章 真選組のお花見
そんな中私のコップの中に散った桜の花びらが入った。
名無し「あ、桜が入った!」
水の上に桜がぷかぷかと浮かんでいて凄く綺麗。
それが何だか特別に感じる。
名無し「なんかいい事あるかな?」
総悟「そんな茶柱じゃみたいな事ありますかねィ」
ごくっ――――――
総悟「えっ飲んだんですかィ!?」
名無し「えっ?うん、何で?」
総悟「桜も飲んだんですぜ?」
名無し「えっ、桜って食べれるよ?」
総悟「それは食用のでさァ。こういうところに咲いてるのってあんま食べないほうがいいと思いますぜ」
名無し「えぇっ!そうなの!?」
総悟「お腹壊しても知らねぇ」
名無し「まぁでも一枚くらいなら…」
そのとき視界がぐらっと揺れ動いた。
その異変は総悟も分かったようで、すかさず私の体を支えた。
総悟「どうしたんでさァ!?」
名無し「何か頭がぐらぐらしてる…」
何これ…なんか前にもこんな事あったような…
総悟「ちょっと待て、今日水なんか持ってきてましたかィ?」
名無し「あれ?…持ってきて…ない?」
少なくとも私が知る限り今日持ってきたのは軽い食べ物と隊士達のお酒と私用には…
名無し「お茶しか持ってきてない…!?」
総悟は私の横に置いていたコップを掴むと残っていた中身を飲み干した。
総悟「これ…完全に酒でさァ」
名無し「やっぱ…り…」
そこで私の意識は途切れた。