真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第31章 真選組のお花見
ある朝、いつも以上に屯所内は騒がしくバタバタとしている。
私も急いで支度中。
暖かくなってきたので今日は真選組総出でお花見する事になりました〜!
それでこんなに大騒ぎなんだよね。
なんせ昨日の晩急に近藤さんが言い出したものだから。
それでも何とかお昼になる前に公園に着いた。
名無し「うわぁ!桜もうこんなに咲いてるんだ!」
土方「おめぇはどこ行っても子供みたいにはしゃぐな」
土方さんが呆れながらも優しく笑った。
名無し「私イベント事大好きなので!」
土方さんが私の頭をくしゃっと撫でる。
ビックリしながら見ると「楽しめよ」と呟いた。
総悟「当たり前でさァ、俺がいるんですからねィ」
遅れてきた総悟が土方さんの腕を掴んで離した。
その様子からまた一悶着するかと思いきや土方さんは素直に腕を下ろして余裕のある表情をした。
土方「その様子ならお前上手く行ったんだな」
総悟「えぇ、ウザイ上司に邪魔さえされなきゃもっと早かったんでィ」
土方さんは「そうか」と言って先に他の隊士と歩いていった。
名無し「どういう意味?今の話」
総悟「まぁ、簡単に言うと俺らが付き合ってるのに勘づいたって事でさァ」
名無し「ふ〜ん…えっ!?うそっ!」
総悟「なに、バレたくないんですかィ?」
名無し「いや、そういう訳じゃないけど…恥ずかしいじゃん///」
土方さんとは色々あったし…
そっかでも他の隊士にもバレる日が来るかもしれないのか。
総悟「まぁ、しばらくは黙っててやりまさァ」
何だかそれが申し訳なく感じる。
いつかちゃんと皆に説明しよう。