• テキストサイズ

真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第27章 真選組のデート


総悟「それは違うんじゃないですかィ?」

短いけどはっきりとした言葉に少し驚いた。

総悟「辻は名無しを見て変わったんだろィ。

自分の中に少しでも残ってた復讐への気持ちが許せなくなるくらい名無しの影響力があったってことですぜ。

要するに名無しは辻を正しい方向に向かせられたって事でさァ。

"自分がいなかったら"って言いやしたけど、もし名無しがいなかったら辻は復讐したい気持ちを抱えたまま戦うことになったかもしれねぇ。

それっていつか辻自身を苦しめるんじゃないですかィ。

これでも名無しがしたことは間違ってるんですかねィ?」

総悟の言葉に心が軽くなった感じがした。

名無し「総悟の言葉ってこんなに説得力あったっけ…」

総悟「思ってること並べただけなんですけどねィ」

さっきよりも歌舞伎町がキラキラして見える。

名無し「総悟、手繋いでも良い?」

総悟は何も言わずに右手を出した。

私は左手でそれを握って歌舞伎町を眺めた。

名無し「私、総悟の事やっぱり好き」

総悟は何も言わなかった。

けれどそれを聞いた総悟の横顔が少し赤くなってたのは総悟には言わないでおこうっと。
/ 356ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp