真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第27章 真選組のデート
散歩し始めてから10分くらい経つけど未だに大した会話はしていない。
気まずい…。ていうか、一体どこに向かってるの?
さっきからだんだん山道に入ってきて道が悪くなってきた。
さっきから何度つまづきそうになっている事か。
総悟は慣れた様子でどんどん先を行く。
今見失ったらまずい。森で遭難はかなりまずい。
急ごうと歩くスピードを早めると案の定木の根につまづいた。
やばっ、転ぶっ!!
ガシッ――――――
私の体は総悟に抱きとめられた。
総悟「すいやせん、歩くの速かったですねィ」
名無し「ごめん…」
総悟「少しスピード落としまさァ」
私の体勢を立て直してくれ、私のスピードに合わせて歩いてくれた。
名無し「ねぇ、どこに向かってるの?」
総悟「俺のお気に入りの場所でさァ」
こんな山奥に何があるんだろ…。