真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第27章 真選組のデート
門の前まで来て秋夜が立ち止まる。
秋夜「ありがとう、見送りはここまでで遠慮しとくわ。
これ以上名無し見てたらほんまに帰りたなくなるから」
名無し「帰らなくて良いんだよ?」
秋夜がケラケラと笑う。
秋夜「そんじゃ」
総悟「忘れ物ですぜ」
後ろからだるそうに総悟が歩いてくる。
秋夜「忘れ物って…」
総悟「ほら」
総悟が手に持っていた隊服を秋夜に投げ渡す。
秋夜「これ…俺の…」
総悟「もしまた戻ってくる時はそれ着てきなせぇ。
それまで大切に保管する事ですねィ」
秋夜「もう必要ないと思って部屋に置いてきましたけど…はい。大切に保管しておきます」
名無し「秋夜、ほんとにありがとね」
私は握手を求めて右手を出した。
秋夜は少し間を置いて私の手を握り返した。
秋夜「こっちこそ、ほんまにお世話になりました。沖田さんもお元気で」
総悟「言われなくても元気にサボりまさァ」
名無し「またね」
秋夜「おう、またな!」
私と総悟は秋夜の姿が見えなくなるまで門のところに立っていた。