真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第27章 真選組のデート
名無し「いたっ!」
総悟「後ちょっと我慢してくだせぇ」
屯所に帰ってくるなり総悟が救急箱を出してきて黒い笑いを浮かべ「手当でさァ」なんて言うから、
てっきり傷に塩でも塗られるんじゃないかと思ったけど、普通に今も手当をしてくれてる。
総悟「はい、できやした」
傷があった部分を触ると大きめのガーゼが貼られていた。
名無し「ありがと、総悟」
総悟「刀傷、残らないといいんですがねィ…」
名無し「大丈夫だよ!すぐ治るって!」
私が笑いかけるも総悟の表情は曇ったまま。
総悟「そんなにお洒落して、よほど水族館が楽しみだったんですねィ」
名無し「え、あ、うん!楽しみだったし、楽しかったよ!最後はあんなことになっちゃったけど…」
総悟がそっと自分の額を私の肩にのせた。
名無し「どしたの…?」
総悟は何かを言いかけたけど、やめて乗せていた額を離した。
総悟「いや…明日一緒に辻の様子を見に行きやしょう」
名無し「うん…」