真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第27章 真選組のデート
【総悟side】
無理やり連れてこられたが…こりゃひでぇや。
外から見ても分かるくらい店内は荒れていた。
パトカーから次々と隊士が降りて店の前で刀を構える。
土方さんが乗り込むよう指示を出そうとした時だった。
店から犯人であろう天人がぞろぞろと出てきやがった。
天人「まーまー落ち着けよ、幕府の犬ども。こっちには人質がいんだぜ?」
最後に出てきた天人が人質だと言う女を抱えていた。
今どき人質って…古臭いことしまさァ。
なんて考えは一瞬で吹き飛んだ。
天人が抱えていたのは
総悟「名無しっ!!」
他の隊士も一斉に気づいたようで全員が一気に焦り始めていた。
天人「何だ、こいつ知り合いなのか?そりゃあ都合が良い。大事なお友達に怪我させたくないだろ?」
刀を抜こうと伸ばした手は土方さんに止められた。
総悟「ちっ…」
土方「で、オメェらの要件はなんだ?」
天人「俺らの事を追ってくるな。ある程度まで離れたらこの女は解放してやる」
土方「っ……」