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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第27章 真選組のデート


天人「おらぁ、大人しくしろぉ!!」

天人「少しでも騒いだら…どうなるか分かってるよなぁ!!」

突然複数の天人が店に乗り込んできた。

名無し「強盗…?」

秋夜「見たいやなぁ」

こんなベタな強盗あるんだ…。

秋夜「くそっ、今日は刀も持ってへんから戦うこともでけへん!」

天人「そこ、ごちゃごちゃうるせぇぞ!黙っとけっ!!」

天人が私達を思い切り睨みつける。

お客さんも怯えてるし…この状況、どうしたら…。

真選組に連絡しようにも、天人の1人が私達を見張っていてへたに動けないし。

天人「早く金を入れろって!!」

店員さんは怯えながらレジからお金を出す。

天人「早くしろって!!」

天人がさらにイライラしてきた。

これは何とかしないといけないのに、何もいい方法が思いつかない。

その時だった。

天人「だー!早くしねぇとサツが来ちまうじゃねーか!!」

イライラした天人が私の後ろにある戸棚を思い切り蹴りつけた。

戸棚は大きく揺れ飾られていた瓶やらオブジェが一気に私めがけて落ちてきた。

名無し「きゃあっ!!」

秋夜「名無しっ!!」

怖くなって固く目を閉じた。

けれど、鈍い音はしたのにどこも痛くない。

名無し「あ、れ…?」

恐る恐る目を開けると視界は黒い着物に覆われていた。

秋夜「っ…!」

秋夜の辛そうな声と共にずるっと目の前で秋夜が体勢を崩し倒れた。

うそっ…

全身の血の気が引いた。

名無し「秋夜っ!!」

声をかけるも全く目を開けてくれない。

天人「お、俺は知らねぇぞっ!!」

後ろで慌てる天人なんか気にする余裕もなくただただ秋夜の名前を呼んでいた。
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