真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第23章 真選組の新隊士
総悟「今日で教育係終わりらしいですねィ?」
名無し「うん」
突然部屋に総悟が入ってきた。
総悟「あれ、今日は『総悟!』とか『いきなり入ってこないで!』とかないんですねィ?」
名無し「総悟こそ、珍しいね。部屋に入ってくるなんて。いつもは障子の前にしかいないのに」
総悟「たまにはねィ、そんなに教育係が楽しかったんですかィ?」
名無し「え、何で?」
総悟「心ここにあらずって感じですぜ」
名無し「何かいつも当たり前にいた人がいなくなるって不思議でねー」
総悟「ふーん」
でもそんな事気にしてる暇ないしな。
早く報告書書いて寝ようっと。
そう思って報告書に手を伸ばした時だった。
総悟の手が私の手をそっと包み込んだ。
名無し「ど、どうしたの///」
総悟「俺は教育係終わって喜んでるんですけどねィ」
名無し「どうして…?」
総悟は目線を外して呟いた。
総悟「教育係してたら名無しは辻とばっかいるじゃないですかィ」
その言葉に心臓が高鳴る。
名無し「総悟…」
総悟「俺専用のおもちゃが取られたんじゃ暇で仕方ないんでさァ」
一気に心臓がなりやんだ。
やっぱりそっちかよ!ほんと何でときめいちゃうかなぁ。
わかってる事なのに!一瞬でもドキッとする自分が恥ずかしい!
総悟はそれを見透かすようににやっと笑う。
名無し「は、早く寝ろ!!」