真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第23章 真選組の新隊士
秋夜「俺な、ガキの頃に両親が殺されてん」
名無し「殺された…?」
秋夜「うん。攘夷浪士にな」
私は静かに秋夜の話に耳を傾けた。
秋夜「俺、昔山ん中の小さい小屋に住んどってんけどある日街出ていって帰ってきたら両親が殺されとってな。
どうやら警察から逃げてた攘夷浪士にがたまたま見つけた俺の家に逃げ隠れたらしいわ。
そん時両親は家にはおらんかったみたいで、2人が家に帰った時に攘夷浪士と鉢合わせしたんや。
んで慌てた攘夷浪士が両親を斬りつけて逃走。
俺が夕方帰ってきたら両親はもう…」
そこで秋夜は話すのを止めた。
名無し「その攘夷浪士は…?」
秋夜「結局捕まったよ。でもまぁそいつが捕まったところで俺の両親が戻ってくるわけでもないしな」
冷静に話しているけど言葉のはしばしから悔しさが伝わる。
秋夜「でもな2人は戻ってこーへんけど俺みたいな思いする奴は減らせるんちゃうかな?って思ったわけよ。
だから真選組に入りたかってん。
真選組の隊士になってできるだけ多くの攘夷浪士を捕まえてこれ以上被害者を増やさんときたいなって。
ま、そう思えたんは最近やけどな」
秋夜はいつもの明るい笑顔を見せた。
秋夜「思いたったらすぐ行動!がモットーやからな。気がついたら大阪出てここまで来てたっちゅーわけや」
名無し「秋夜は強いね」
秋夜「強いかぁ、そう言われると嬉しいわ。俺もっと強なるからな」
名無し「うん!」