真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第13章 真選組の慰安旅行
【総悟side】
名無しの言いかけた言葉の続きは何となく予想がついた。
向こうを向いてるが耳が赤い。
俺は名無しに手を伸ばしたがその手は名無しの肩に触れる前にピタッと止まった。
止まった手をグッと握ってゆっくり下ろした。
こんな所で躊躇してる暇はないんでィ。
土方さんに取られるかもしれねぇのに…
でも、無理やり名無しを振り向かせたりしたくないんでさァ…
このままじゃいつか歯止めが効かなくなって名無しを壊しちまいそうで…
今の俺は名無しに触れちゃいけない気がするんでさァ…
名無し「……わ、私部屋に戻るよ。とにかく髪留めありがと!」
名無しは足早に俺の部屋を去った。
名無しがいなくなった空間に力なく座り、ため息をつく。
『総悟はさ、私の事…………』
総悟「…………好きに決まってるじゃないですかィ…」