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まもりまもられ
第3章 中学生時代
「かっちゃん!怪我はない?」
そう言ったデクの手には2つの花が握られていた。
花音の花。
「あ、これ かのちゃんが!たぶんかっちゃんが怪我があった時と、その…」
俺の目線に気づいてそう話したデクはそこで急に歯切れが悪くなった
「もう1つはデクの分か」
そりゃそうだ。
だってあいつは俺だけのことを特別扱いしたりしない。
幼馴染を大切に思っているから。
「はぁ」
俺は思わずため息をこぼした。
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