第5章 高校生活
「勝己の部屋入るの今日はなんか新鮮」
「この前も来たじゃん」
「や、ちがくて、その…」
なんだなんだ、なんか顔赤くなってるけど、
「か、カノジョとして部屋に来るのは、今日が初めてだから…」
だんだん尻すぼみになっていったけど、確かにそうきこえた。
ブチッ
俺の理性が切れた音がした。
「花音…」
「勝己、んんっ」
キスならおふくろもなんも言ってこねえだろうと踏んだ俺は、さらに深くキスをする。
「ふぁあっ」
舌を入れると、花音はそんなエロい声を出してきて、
ゆっくり唇を離す。
「こんなキス初めてだし、や、普通にさっきのがファーストキスだけど」
「俺も。」
「ええ?!じゃあ何でそんなに上手いの?てっきり経験済みなのかと…」
「アホか!俺が花音以外の女に振り向くと思うか?」
「あ、えっと、ううう、ごめん」