第5章 高校生活
「おじゃましまーす!」
花音がそう言うと、すごい勢いでドスドスドタドタ。
地震か?!
「かのちゃぁーーーーん!」
花音に、そう言って抱きついたのは
おふくろでした。
「もー、いらっしゃい!」
そう言って花音を離したおふくろ、
俺と花音が繋いでる手をじーっと見ること、数秒
「え?!もしかして、や、でもそんなかのちゃんみたいないい子がうちのバカ息子となんて…でも恋人繋ぎしてるわ!」
デクみたいになってるから、やめてくれるかな。
「付き合うことになった。」
「きゃーーーーーーーー!」
おふくろのこんな高い声初めてきいた。
どこから声出してんだ?
「ほんとに?!」
そう言って花音の方を見るおふくろ。
「あ、はい」
照れ気味にそういう花音。かわいいな
「部屋行く。」
「勝己!襲ったりしちゃダメよ?」
ぐっ…おふくろいたら、理性がぶっ飛んでも、全力で阻止されそうだな…
そんな俺たちのやりとりを不思議そうに見ている花音。
絶対なんのことがわかってねーな