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ここにしかない景色
第2章 始まり
『うーん。よく寝た。あっもう着いてる。』
といい、バスを降りたチカ。
『ここが東京かぁー。凄いなぁー。』
といっていると、男の人がぶつかってきた。
「すいません。」
『いえ。お怪我はないですか?』
「大丈夫です。」
といい、そそくさと離れる男の人。
『喉が乾いたな。お財布、お財布。・・・・。な・・・・無い。えっ。何で・・・・。あっ。さっきの男の人!』
といい、辺りを見渡すがいない。
『どうしょう。食事もできないし、泊まることもできない。』
途方にくれるチカ。
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