第2章 始まり
未紗「やりたいこととかあったら、私に遠慮しなくていいんだよ。」
『未紗。でも・・・・。』
未紗「でもじゃなくて。もう私15歳だよ。バイトもできるし、家事だってする。だからお姉ちゃんはしたいことして?」
『未紗・・・。(知らない間に大人になったね)ありがとう。』
未紗「で、お姉ちゃんのしたいことって何?」
『えーと。東京で暮らしてみたいかな。』
未紗「いいじゃん。行ってきなよ。私は大丈夫だよ。お母さんの遺してくれたお金があるし。」
『ホントに大丈夫?』
未紗「大丈夫だって。それに私も休みの日は東京に行きたいしね。」
『もう、未紗。』
こうして私は東京に行くことになりました。