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ダーリン・イン・ザ・フランキス

第7章 「流星モラトリアム」





「なんだか、小さな都市の様ね。」




「都市ぃ、これが?
オトナが住んでるあの都市とは全然違うじゃん!!」




「誰か人が住んでたりするのかな…?」




「どうでしょう、プランテーション以外にも人が暮らしているなんて聞いた事ないですけど。」







ミツル君がそう言った瞬間、
ゾロメ君は何かに気が付いたように1つの建物を見つめた。







「おーい、誰か居ますかー?」








建物の辺りはシーン…としていて、
人が住んでいるとは思えなかった。







「なんか、期待してたのとは違うな。」




「アンタは一体何を期待してたのよ!」




「だってさ!!俺達の暮らしてる寄宿舎とは余り変わり映えしないじゃん!!」




「…確かに、まるでこれをモデルに私達の環境が作られてるみたい。」




「何の為に?」




「……さぁ?」




「あれ、ココロちゃんは?」









フトシ君はココロが居ない事に気付き、
皆で彼女を探す事になった。











その頃、ココロは1人で別の廃墟内に居た。









「ん、………赤ちゃん?」




「ココロさん!!」










ミツル君は、ココロの腕を引き
横から倒れてきた本棚から彼女を助けた









「…1人で行動しないで下さいよ、

言ったじゃないですか…安全な保証は出来ないって。」




「…ご、ごめんなさい。」









落ちていた一冊の本を握り締め、
ココロはミツル君に謝った。










その頃、イチゴは1人で廃墟に貼って合った
1枚のポスターを見つめていた。








「キス…口と口、…。」




「僕、ダーリンとした事あるよ。」







後から突然声が聞こえ、
振り向いた先にはゼロツーが立っていた







「ゼロツー…した事あるって、何を?」




「キス、ふふーん…君達にはまだ早いか!」




「………あ、私だってした事あるし。」




「へぇ、誰と?
キスってね…特別な人とするものなんだよ。

その人は君にとって特別な人なの?」




「そ、…それは」












イチゴが言いかけた途端、
ゴローとヒロが奥に居たのに気付いた_____________
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