第1章 「独りとヒトリ」
ポジティブパルスPカクター減少
タイムアウトしました
第6次接続開始
能力値を確定
ネガティブパルス確認
ポジティブパルス待機中です
3 2 1 ___________
タイムアウトしました
「…CODE703、CODE016_________落第だ。」
パラサイト実践試験で、
ナオミとヒロはハチさんにそう告げられた。
「…ヒロ、ナオミ」
「…………」
お互い無言でパラサイト操縦システムから出てきた。
「………ゼロ、ごめんね」
「ナオミ……」
ナオミは泣きながら微笑んでいた、
ヒロは無言でその場面を見つめていた。
「……(ヒロとナオミ、もう行っちゃったのかな)」
皆のフランクスを設備確認をし、
私はナナさんとフランクス博士と共にいた。
「……不味い、霧が出来ておる」
博士がそう言うと、さっきまで晴れていた空が段々
霧で見えなくなってしまっていた。
地面から突然巨大な生物が現れ、皆パニック状態になった
「あれが……叫竜」
「大型だ、デカくて凶暴でいい面構えだ。」
「呑気な事を言ってないで、避難の準備をして下さい!
パラサイトの回収を急いで!!」
「皆っ……!!」
駄目、彼処にはイチゴとゴローが……!!!
叫竜がイチゴ達のフランクスに放射を放とうとした瞬間、
見た事がないフランキスが現れた。