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ダーリン・イン・ザ・フランキス

第1章 「独りとヒトリ」


その頃、ゼロ達は________




「…大きな会場だなぁ。」




パラサイトでない私は周りの大人達と混ざってイチゴ達の
入隊式を見学していた。




「(イチゴ上の空になってる…多分またヒロの事考えてるな)」






「君達は選ばれた存在なのだ。」


そう、パパは言った。





物心付いた時から、私達コドモには番号が付けられ
男女1組で動かす事が出来るフランクスと呼ばれる兵器に
乗って戦う事が、唯一の使命だと教えられた。




「(なのに、何で私はフランクスに乗せてもらえないんだろう)」





乗れないコドモには存在価値が無いって
言ってたのはパパ達なのに…




有耶無耶な気持ちを切り替えて、もう一度イチゴ達を見ていると
あっちも私に気付いたようで笑って返事をしていた。




「(頑張れ、皆…)」




フランクスに乗れない代わりに、
パラサイト専属のセラピストとしての称号を貰ったから
その分私も頑張らないと…




「ところで、ヒロは何処にいるんだろう…」
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