第7章 「流星モラトリアム」
男子達が海で騒いでいる中、
私はイチゴとイクノと話していた。
「イチゴ、……気になる?」
「えぇっ!?」
「フフッ…海の事よ。
イチゴは泳がないの?得意だったじゃない、水泳」
「あぁー…水泳ね、んまぁ……うんそうなんだけど。」
「私はこれがあるから、ゼロも一緒に泳いできたら?」
「…ありがとうイクノ。イチゴ、ほらっ行こ!」
「ちょ、待ってよゼロ!!」
私はイチゴの手を引き、一緒に海に走っていった
前の件もありイチゴには少しでも笑顔でいて欲しいから。
「うわっ、塩っぱい…海ってこんな感じなんだ。」
「そうだね、…でもこれならどうだっ!!」
水を思いっきりイチゴに掛けると、
イチゴも負けじと私に沢山掛けてきた
「きゃっ、…塩っぱ」
「仕返しだよ、ゼロ!!」
暫く互いに水を掛け合っていると、
男子達が居ない事に気付いた。
「あれ、ヒロ達は?」
「…そう言えば、居ないね」
全く…とイチゴがそう言うと、
一緒に男子達の捜索をし始めた。
「……きやがって、俺にもさせろ!!」
砂浜の隙間ら辺からゾロメ君の声が聞こえたので、
イチゴを呼び男子達の元へ。
「……何してんの?」
「ははっ…イチゴとゼロちゃんはキスって知ってる?
人の口と口が触れるやつ。」
イチゴはその質問に、何故か慌てて知らない!!と言った
「私も……あんまり知らない、かな?」
私もその質問に答えると、
後からミクに呼ばれて皆集まる事になった_____________